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北の桜守 [日記・雑感]

先日約3年ぶりに映画を観に行ってきました。

鹿嶋には映画館が無いので、半年に一度くらい勤労文化会館で映画会をやってくれます。
鹿嶋の暇人は可哀そうな人種で、パチンコ以外に行くところがないのです。

仕方がないので、あまりお気に入りでない映画でも観に行くことになります。
今回は表題の「北の桜守」 

TVで食傷気味な配役も、史実に基づいたと謳う物語にも重さは全く感じられなかった。
日本の敗戦に付け込むソ連軍の描写不足が、物語そのものを薄っぺらに見せている。

一時某ブログで読ませて頂いていた戦後樺太の地獄は、その欠片だに感じさせないように出来ているのだ。

私たち兄弟も戦後の困窮の中、母親には一方ならぬ苦労をかけました。それはそれで感謝せねばならぬと思っています。

しかし、私の両親には許し難い弱さがあって、それ故に私たち兄弟は立身の芽を摘まれてしまった、と私は今でも怨みに思っています。

母親は、認知機能を失くした後、特老で朽ち果てるように逝ったそうです。90歳。
五人も産んで育てたのに、江蓮修二郎は一人も現れなかったのです。

罰当たりな息子が親に優しい言葉ひとつかけるでもなく、死に目にも会わず、葬式にも参列せず。

そんな息子に親を非難する資格があるか? ない! というのが普通でしょうなあ。

嫌な映画を見ちゃいましたねえどうも。
こんな映画がもてはやされるようでは、日本も終りだわい。

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