運転免許更新

昨日、運転免許の更新をしてきました。誕生日が１ヶ月違いで、更新時期が重なった奥さんも同行です。
先だって高齢者講習を受けましたので、今回は視力検査と写真撮影だけ、３０分ほどで終わりました。
新しい免許証を受け取って帰りがけに、奥さんがトイレに行きました。ちょっと長かったので大きい方だったのかもしれません。

出てきた奥さんはご機嫌斜めでした。
「酷いトイレだよ、此処のは。今日びこんなトイレは何処にもないわ」
入口に約１０センチの段差があって、入るときに転落恐怖感を味わい、便器は和式のしゃがみ込み。
終わって出るときには、その１０センチにつまずいて転倒しそうになったそうな。

実は彼女。先日上京した際に、慌てて電車に駆け込んで膝を痛めてしまったのです。
ちょっとした段差であっても、気づかずに踏み外したりすると、大変な衝撃を受けることになります。
増して、しゃがみ込み式なんて、今の彼女には拷問に等しい。

そんな思いをしてまで、そこで用を足す必要があったの？　と言われればそれまでですが、その辺りの事情は本人にしか分かりません。

新免許の有効期間は３年間です。次回は認知症の鑑定が必須であるとか。
思えば長い間自動車に関わって生きてきたものです。
私は、大型２種以外の全ての免許を持っています。必要に応じて取得してきたもので、免許証の内容は私の人生の証しであり、縮図でもあるのです。



昔は、無免許で走り回って、我流でテクニックを習得し、飛び込みで受験できたのですよ。
ということは、無免許運転の車が街中にあふれていたってことです。もちろん私もそのうちの一人です。
大型トラックを無免許運転で、車検場に出入りしていたのですから、大雑把な世の中でしたなあ。
運転未熟で事故も起こしましたよ。幸いにも人身事故はありませんでしたがね。

今のシステムはよく出来ています。女性だって昔とは全然ちがいます。皆さん運転が上手です。
一部のマナーを考えない人たちや、薬に魂を売ってしまった人たちのケースを除けば、路上は概ね安全です。
でも、一見そんな交通事情のなかで、高齢者がらみの死亡事故は急増しているようです。

何しろ、まともに歩けないような老人でも、車に乗ってしまえばスイスイですから。
自分の身体も満足に操れない者に、自動車を安全に操ることが出来るのか。
いや、だからこそ車が必要なのよ、という説も成り立つのです。
気をつけなくっちゃ！