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震災復旧工事 [日記・雑感]

先日、敬老会について報告させていただきました。
あの日、久しぶりに会ったらしいばあちゃん連の、挨拶交じりのお喋りがひと通りおさまったと思われた頃、隣りに座っていた比較的見かけのいいばあちゃんが、私に声をかけてきました。

「あの~、あまり見かけないお顔だけど、区内はどこら辺りにお住まいですかね」
「えっ? はあー。あの~、〇〇商店の隣ですけど~」
「それじゃ、うちの向かいじゃないですか」
「じゃあ、××食堂のカクカクさんでしょ、市会議員の」
「そうそう。わたしはあれの母親です」

たまげたねえ。これまで何回となく、よく働くばあさんだなあと、思いながら見ていた人だったのです。
話したことがないので、両方とも相手が誰だか分からない。服装も違うし~。
「蛙の子は蛙、とはよく言うたもんで、あれの父親も市会に出てたんですよ。47で死にましたけど、私はあれからずっと後家ですわ、今ちょうど80ですけど」
30年以上も後家を通したとは、何と勿体ない。美人だったでしょうに。当時だったら分かりませんが、80になった後家ですと言われても、ちょっとね。

「あなたのところでは、震災の被害はなかったかね」
「お蔭様で、被害はゼロでした。あの下の方はえらいことになって、まだ工事が続いてますけど」
「そうだよ~。あの工事をやってる一帯の殆どはうちの土地で、あそこにアパートが4軒あるでしょう。あれも私がやってるんですよ。一連の工事に5億円かけるて言うとるようだけど、きっちり元通りにしてくれるんだか、地形が変わってしまうんだか。お上のすることだから、お任せです」

元に戻さずに、前の半分くらいの高さにした方が、ずっと使い勝手のいい土地になると思いますけど。
すごいばあちゃんなのでありました。
話に釣られて、久しぶりに工事現場を視察に行きました。

まず、工事が始まった当時にさかのぼってみます。
震災でずれてしまった立派な石垣。

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石垣の撤去作業

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巨大な機械の導入

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機械仕事の終了と解体

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石垣の基礎工事(26 Sep. 2014)

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工事の現場は湧水で沼状態であるため、ポンプで水を抜きながら基礎を造っています。
頑丈な基礎が出来るようで、そこまでやるのかと思わないでもない。

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以前は、あんなところに石垣が乗っかっていたのですから、あの地震には耐えられなかった。
お城の石垣みたいに立派でしたが、ずれてしまった。だから、、、、。分かりますけどね。
どんな石垣が出来ますことやら。
元に戻す必要があるのでしょうかねえ。

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