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浦島太郎の嘆き [テレビ]

何処かで書いたかも知れませんが、私は大震災の直後に、長い海外生活を終えて帰国してきました。ですから、本格的に日本での生活を始めてから、もう2年あまりになるのですが、今だに最近の日本語の乱れに馴染めず、不快な毎日を送っています。ちょっと浦島太郎の悩みを聞いてくださいます?

この日本語の乱れは、気象予報士に端を発しているのではないかと思うのですが、「湿った空気」と言うときに、シだけを低く、メとタを高くフラットに発音しています。本来「湿った」はシとタを低く、メだけが高い山形でしたよねえ。天気予報の度にこのルート形の湿ったが毎日毎日何度となく出てくるのです。

それと「熱い」と「厚い」の混同。厚いと熱いとは全く別の言葉でしょう。多少被るところがあるのは事実ですが、でも混同は止めてくださいませんか。

天気予報から離れますが、「凄くない?」や「可愛くない?」のスやカを低くあとは高くフラットに発音する話し方、私の耳には拷問に等しいですよ。一番多いのは「すごくない?」のルート形です。これを聞くと私はチャンネルを換えます。

変な喋り方をして受けようと思っている芸人なら、ま、仕方ないかと聞き流しもできるでしょう。でも、高等教育を受けて、人に高尚な話を伝えようとする職務にある人、よく番組で日本語について話をする学者風な人、学校の先生方、後生ですから何とかしていただけませんか。それとも、そんなことはどうでもいいですか。

言語は生き物で、少しづつ変化していくものです、とは理解しているつもりです。外国語はどんどん入ってくるし、方言も脚光を浴びる今日ですもの、変わって当然。でも、あまりにも見苦しい変わり方は修正されてもいいのではないでしょうか。

専門家でもない私が、偉そうに言えた柄ではありませんが、間違いを正す姿勢だけはなくしてはならないような気がします。馬鹿なことを言って大馬鹿笑いをして、番組製作担当者のご機嫌を伺っている諸君、少しでいいから恥ずかしいと思ってくれませんか。そんなにディレクターを喜ばせてどうするんです~?

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よろしくお願いいたします。
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