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がってん! [暮し・健康]

NHKの番組 がってん! で鼻茸(慢性副鼻腔炎)についてやっていました。特別な思い入れがあって見た訳ではなかったのですが、見ているうちに、それは私のためにやっている番組のように思われてきたのです。
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ひどい鼾、鼻づまり、鼻水、嗅覚減衰、副鼻腔炎と虫歯の関係。鼻づまりだけを除いた全項目が、私に当てはまっているのです。巨大化した茸の映像は、私に魚のはらわたの一部を想起させて、病院行きを決心させるのに充分でした。

酒好きな私にひどい鼾など昔からのことで、生まれつきのようなものです。鼻づまりは今もありません。一番煩わしいのは鼻水で、1時間に1回くらい鼻をかんでいます。特にうちにいる時がひどいようで、もしかしたらハウスシックの一種かもしれません。

副鼻腔炎と歯の関係には、あっと言わされました。歯根は一部、副鼻腔の中へ突き出ていて、副鼻腔は歯の病気の影響を受けやすい構造になっているそうなのです。私は虫歯の経験はないのですが、歯槽膿漏を放置したバチが当たって、3年半前に急性の副鼻腔炎をやったことがあるのです。一晩のうちに片方の頬が腫れあがって、人相が変わっていました。それには歯茎あたりからメスで切れ目を入れ、薬を注入することで解決したのですが、完治せずに潜伏しているのかと心配になってきたのでした。

早速、私の居住地で一番大きな総合病院へ行きました。この病院の駐車場は連日の超満杯で、午前中は警備員が3人がかりで車を誘導しています。誘導無しでは間違いなくパニックが起こるでしょう。待合所も満員で座るところが足りない状態です。そこを埋めている灰色の固まりの連なり。病んでいるのは個々の人間ではなく、社会ぐるみのようで寂しいですなあ。特にその日の耳鼻咽喉科は大混雑で、予約無しの私は2時間待ちを宣告されました。

鼻の穴を広げられて何かをスプレーされ、潜望鏡を刺し込まれました。「鼻水はどんな色をしてます?」「水みたいですけど」「透明ですね?」「はい、そうです」「鼻茸はありませんし、鼻も副鼻腔もきれいですよ。軽い鼻炎でしょうね」「そうですか。少し安心ですが、嗅覚の方はどうでしょうか」「う~ん、それにも目に見える不具合はないのですが、念のため静脈性嗅覚テストをやってみましょう」

私は採血室へまわされて、肘の裏側から何かを注射されました。「何かが臭ってきたら教えてくださいね」と可愛い声を出すおばちゃんに言われたのですが、臭いは注射が終わっても感じられない。「まだ臭いませんか」「うん、何も臭ってこないねえ。どんな臭いがするんかね、普通は」「ビタミン剤みたいな臭いがする筈なんですけど」
耳鼻科へ戻る。患者の数は少し減っていた。

しばらく待たされて、また診察室へ入る。「やはり何処かに異常があるようですね。これは精密検査が必要かもしれないなあ。とりあえず鼻炎の治療をしながら様子を見ましょう。2週間分の薬を出しますので、その結果によって判断をすることにします」 私には了解ですとしか言えません。

病院へ行っても、これは加齢が原因ですなあ、と突き放されそうで、それにさほど深刻な状態でもないので、放置していたのですが、嗅覚の異常に気づいたのは、5月の健康診断の時。検便用の検体を採取するとき「あれ?ずいぶん臭いが弱いなあ」と思った。あのころから排便時にあまり臭わなくなっていた。腋臭も足の臭いもしない。大好きなニンニクも最近は殆ど臭わなくなっている。自分の口臭なんて、もう何年も前から臭ったことがない。

私は半分死んでいるのかもしれません。2週間様子を見ることにしますけど。とほほほ、、、、。

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SORI

janeさん おはようございます。
何かを感じた時には病院に行った方がよさそうですね。つい病院に行くのをためらってしまいがちなので、参考になる話となりました。
by SORI (2013-11-10 04:07) 

jane

SORI さん こんばんわ
nice! とコメントをありがとうございます。
私もこころを入れ替えて、もっと素直になります。

by jane (2013-11-14 21:32) 

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